◆熨斗の基礎知識

昔は、人に物を贈る時に、紙を敷いた台に乗せて目録をつけることがしきたりでした。
目録には、内容や数量、贈り主の名前などがかかれていました。
時代とともに目録は省略され、現代の表書きは、その習慣が簡略化され、相手に贈り物の中身を伝えるために 熨斗紙(のし紙)に表書きを書くようになったのです。

熨斗は贈り物の際の一形態です。

包装紙にリボンを巻いて渡すのも素敵ですが、
フォーマルな場では熨斗(のし)は必須といえます。
ここでは、熨斗(のし)の各場面に合わせた「使い方、書き方」等をご紹介させていただきます。
ご利用の際の参考にしていただければと思います。
※熨斗(のし)は無料サービスとなっております。

◆熨斗の由来

のしは正式には「のしあわび」といい、昔、貝のアワビをのして使った事から、こう呼ばれるようになりました。「のし」は延寿に通じ、アワビは長寿をもたらす食べ物とされたため、古来より縁起物とされ、

神饌(しんせん)

として用いられていました。
水引は、慶弔の贈答の際、 包んだ和紙をとめる為の紐がルーツ。
(和紙をこより、水糊で固めたことから、水引と呼ばれるようになったようです)
現在は、熨斗(のし)と水引を印刷した紙を 「熨斗紙(のし紙)」 と総称し、フォーマル、ギフトの際に使うのが一般的となって使っております。